元声優の心理セラピスト「人生いやし旅」

長いいじめ体験のトラウマを抱えながら、自分を癒す旅をしています。自分のなかにある、小さなトラウマの欠片をみつめながら日々の気づきを書いています。

私が心理の世界にたどり着くまで

こんにちは!mihooo(ミホ)です。


たくさんの方が声優という職業に憧れて、プロとして活躍することを夢見ます。

うん十年前の私もその1人でした。

小学生の頃、漫画好きの同級生のお姉さんのアニメ雑誌アニメージュやジ・アニメ)をこっそり見て、声優という仕事を知りました。

その当時流行っていたアニメは、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999』などの宇宙もの。『エースをねらえ』『アタックナンバーワン』などのスポーツもの。『ベルサイユのばら』『魔女っ子メグ』などの女子活躍するもの。

タイトルを書いていたら、いっぱい出てきて止まらなくなるほどアニメが大好きでした。

 

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まさかこの時は、自分が声優になって野沢雅子さんと同じスタジオでお仕事をさせて頂けるとは夢にも思ってませんでした。

声優への憧れを抱きつつ、普通に中学、高校に進学。高校は着物の仕立てをしていた祖母の影響もあって、和洋裁を学べる高校の家政科に進学しました。卒業後は大学進学はせず、阪急電鉄株式会社の宝塚歌劇団・衣裳課に就職が決まりました。

 

宝塚歌劇団の衣裳係のお仕事

お仕事内容は、歌劇の衣裳制作、舞台裏での衣裳の着付け、地方や海外公演同行スタッフなどなど。宝塚歌劇では舞台で身に着ける衣裳だけではなく、帽子や靴、羽飾りまで全部手作りなんですよ。しかも、とても繊細に美しく縫い上げています。

私が働いていた当時の宝塚大歌劇場は、宝塚ファミリーランドというテーマパークの敷地内にありました。動物園(ホワイトタイガーを日本初で展示)や遊園地、温泉施設もあり、子供の頃からよく遊びに連れてきてもらっていた場所でした。

 

仕事中に聞こえる、ゾウやサルなどの動物の鳴き声。
窓から見えるキリン、手元にはキラキラ輝く衣裳。

BGMに聞こえるのは、歌劇のレッスンをしている歌声。

普通の職場では考えられない楽しい環境でした。と、同時に先輩の激が飛び交う、厳しい職人の世界でもありましたので、高卒の私にはとても良い人生勉強になりました。

 

私には夢があったような気がする…

宝塚歌劇団の仕事はやりがいがあって、日々の変化も楽しくて10年いました。

「このまま定年までここにいるんだろうなぁ」なんて思っていた時、ふと小学生の時の夢を思い出しました。そんな時に、偶然みつけた青二プロダクションの声優養成所の生徒募集の広告(今となっては媒体は忘れてしまいましたが)。

青二プロダクションは、アニメ好きには憧れの最大手のプロダクション。早速、資料を取り寄よせてオーディションに申し込んでみました。年齢のこともあり大丈夫か心配でしたが、無事にオーディションに合格し、青二塾の塾生として入塾することが出来たのでした。

塾生として2年間、土日の週末に発声、発音、演技、ダンス、歌などのレッスンをします。2年後にはプロダクションのオーディションがあり、合格すると青二プロダクションに所属することができます。と言っても、新人としての仕事をしながら2年後にはプロダクションの査定があります。査定で落とされると、この時点でプロダクションを去らなければなりません。

私は14年間お世話になることになりましたが、声優業界のあり方に疑問を感じて退所することを決断し、声優を引退することにしました。この時は、業界についていけない心身の疲労れがピークに達していました。

 

アパレル業界へ

芸能と関係ないことをしようと思い、アパレルブランドの店舗スタッフになりました。

接客することが楽しくて売り上げも順調でした。そのことを評価されて、店長にもなりました。お客様や後輩のさまざまな悩みに接する中で、心理学に興味を持ちカウンセリングスクールで心理学の基礎を学びました。この知識は、家族のうつ病や自分のトラウマを癒していくための大きな足掛かりになったのです。

 

というわけで、心理の世界にたどりついたのです。

ここから、もっともっと深い自己の心の世界に入っていくのでした。